Fender(フェンダー)は言わずと知れたエレキギター・ベースのナンバーワンブランドです。
Eric Clapton、John Mayer、Ritchie Blackmoreなど、数えきれないほどのトップアーティストに愛されています。(敬称略)
1954年にFender社からリリースされたStratocasterというモデルは、ソリッドギターの元祖であるTelecasterの派生モデルとして登場しました。
革新的なデザインと汎用性の高さから数えきれない程のアーティストに愛され、登場から現在まで様々なジャンルのミュージックシーンを彩ってきました。
まさにエレキギターを代表する機種と言えます。
本モデルはシリアルナンバーから推測しますと1976年に製造されたStartocasterです。
見ての通り多くのモデファイが施されておりますが、ラージヘッドストック、Bulletスタイルトラスロッドナット、Fキーペグ、3点留めのネックジョイント等、この時期ならではの特徴を備えた1本です。
ボディは定番のAshを採用。
うねるような木目を生かしたナチュラルカラーとパール柄のピックガードの組み合わせが非常にクールです。
ネックはMapleを採用。
ヘッド部はウェザーチェックがびっしり入っており雰囲気のあるルックスに仕上がっています。
ピックアップは通常3シングルですがこちらは2ハム仕様にモデファイ。
マウントされているピックアップはNeckポジションはEpi SG Fと記載がされたハムバッカー、BridgeポジションはSeymour Duncan SH-18Bを搭載。
サウンドはパワフルでファット。
ブライトなサウンドとは一味違った極太のトーンが魅力的です。
近年希少価値の高まっている70’s Fenderです。
この機会にいかがでしょうか?
フレットの残りはおおよそ80% ほど。
トラスロッドの状態は、良好です。
ネックの状態は、1弦側の方が反りが大きいねじれの症状がございます。
またハイ起きの症状があり、弦高は6弦側2.6mm〜1弦側2.1mmで問題なく演奏が可能です。
ボディや塗装面は、傷や打痕、パーツのくすみやサビ等、全体的に年代相応の使用感がございます。ボディ全体に塗装のくすみがございます。指板サイド、ネック裏、ボディのトップサイドバックに塗装ハゲがございます。ボディトップブリッジ付近に大きな傷、ヘッドにウェザーチェック、ネック裏のスカンクストライプに塗装はげ、ネックに打痕が多数ございます。
ボディの塗装を剥がしてナチュラルにしていると思われます。
電装系の状態は、良好です。
ピックアップ、ピックガード、コントロールが交換されております。
コントロール : 1ボリューム、1トーン、3wayセレクター
ナット幅 : 41mm
ブリッジ部弦間ピッチ : 11mm
スケール : 25.5inch
製造年 : 1976
製造国 : アメリカ
セットアップ時には当店で輸入販売を手掛けるPitbull Stringsを使用しております。
ナチュラルなサウンドで、楽器の性能やキャラクターを最大限に引き出す上質な弦ですので、あわせてお楽しみください。
TONIQの職人が厳密な検品の上でお届けします。
付属品 : ソフトケース
文章 : 小澤鉄平
検品担当 : 小澤
商品写真 : 村井